『やまなしとり』あらすじ
上演時間:約20分

むかしむかし あるところに ひとくち食べると どんな病気も治してしまうという とても不思議なやまなしがありました。ある日のこと 病気のお母さんのために 三人兄弟が、そのやまなしを さがしにいくことになりました。やまなしの木は、森の奥深く、沼のほとりにあります。実は、そこには、こわい沼の主が住んでいるのです。

一番上のお兄ちゃん、途中出会ったお婆さんに道を教えてもらいますが 別の道へ…。

二番目のお兄ちゃん、途中出会ったお婆さんの話も聞かず、ものすごいスピードで…。

二人のお兄ちゃんたちが なかなか帰ってこないので、「よし、今度は、おらが行く!お母さん、待っていてね」と末っ子が出かけて行きました。さあ、三人は無事に やまなしをお母さんに食べさせることが出来るのでしょうか。

 

『おむすびころりん』あらすじ

上演時間:約20分

♪おむすびころりん すってんてん♪

♪おむすびころりん すってんてん♪

 おじいさんのお昼ごはんのおむすびが ころころころころころがって、穴の中へストン。 すると 穴の中から なんともかわいらしい歌声が聞こえてきました。 おじいさんは、楽しくなって、自分のおむすびを全部、穴の中へ入れてしまいました。今度は、おじいさんの体が どんどんどんどん 小さくなって、穴の中へストン。着いたところは、なんと ねずみのくに。「ようこそ おじいさん。おいしいおむすびをありがとう」とねずみたちの歌に おどりに お餅つきのおもてなし。おじいさんは、大喜びで家に帰って、おばあさんに話しました。そして、帰りにもらったおみやげ箱を開けてみますと…

 

【制作のことば】

 「今井浩之ひとり人形芝居」第一作目『おさるのおしり』『それゆけ!ももたろう』第二作目『かもとりごんべえ』『あたまやま』第三作目『ちから太郎』『絵姿にょうぼう』今さんの人形芝居に登場する人形たちは、みんなそれぞれに特徴があり、いつかどこかで会ったことがあるような、ないような、強くて、よわい、あたたかくて、おっちょこよいで、いつも一生懸命で、愛らしさがあります。そんな人形たちと今さんの優しい雰囲気と巧みな話術、そして昔ばなしのこころがひとつになると、それはそれは心地良い、笑顔があふれる舞台になります。さて、第四作目となります今回の演目は、日本昔ばなしより『やまなしとり』と『おむすびころりん』の二本立てです。今さんの丁寧に創られた人形や小道具、工夫を凝らした舞台を通して、人から人へ伝える手作りの優しさとあたたかさを子どもたちに、そして、みなさまにお届けしたいと思います。 どうぞ ご期待ください。     (こくふだくにこ)

 
 
【上演アンケートの一部をご紹介します】

★引き寄せられるような演出(遠近法も考えられていて)がすごいと思いました。子どもたちは、目を輝かせ、身を乗り出して観ていました。お話の世界に入り込み、笑ったり、思ったことを口にしたり、素直な反応をする子が多くいました。大きい子たちは、しかけがどんなふうに作られているのか興味を持っていました。子どももおとなもとても楽しかったです。(千葉県 保育園)

★ひとつひとつの人形の絶妙な動き、セリフもわかりやすく、引き込まれていきました。人形や大道具、小道具は、時間をかけて、ていねいに愛情をもって作りこんでいることが伝わってきました。表情、色あい、素材に驚きました。素晴らしかったです。(埼玉県 保育園)
★いつも声をはるのではなく、絶妙な間の取り方と声音はさすがです。子どもたちは、大笑いする時とシーンと静かになる時があり、物語にひきつけられている様子がうかがえました。本当に劇の中の人物と一緒になった気持ちで観ていました。初めて、2才児さんも集中して最後まで観ていて驚きました。泣く子もいませんでした。あっという間の楽しい時間でした。(長野県 保育園)
 

 

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